ちどりのあしあと - アダムとイブ

Home > スポンサー広告 > アダムとイブ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Comments:-

Comment Form

Trackback+Pingback:-

TrackBack URL for this entry
http://chidori.blog2.fc2.com/tb.php/714-9b983843
Listed below are links to weblogs that reference
スポンサーサイト from ちどりのあしあと

Home > スポンサー広告 > アダムとイブ

Home > Diary > アダムとイブ

アダムとイブ

John Liston Byam Shaw The Woman The Man the Serpent

たまたま見つけた、エデンの園のアダムとイブを描いたこの絵。John Liston Byam Shaw というイギリスの画家が1911年に描いた『The Woman The Man the Serpent』という作品です。

アダムとイブを描いた作品でお馴染みなのは、真ん中にはえた木に蛇が巻き付き、木の両脇に裸のアダムとイブがいる、という構図ですが、この絵では、全裸のイブが艶めかしく恍惚の表情を浮かべ、後ろに立つアダムの頭に手を伸ばしています。そのアダムの表情が特徴的で、明らかに強ばっています。下ろした右手はぎゅっと握られています。

アダムは何でこんなに緊張した感じなんでしょう。おそらくはイブの誘惑に耐えているんですね。キリスト教では、イブはしばしば性的誘惑の象徴として登場することがあるそうで、それに抗っているアダムが描かれているんですね。このアダムが男性全般の象徴か、作者を表しているのかはわかりませんが。

さらにこの絵を図像学的に分析してみたら面白かったので書いていきましょう。相変わらずのにわか勉強なので、解釈が間違っていたらご指摘ください。

さて、まず絵の右側はイブを表しています。上の方に見えるオウムは慎みのなさ、そのほかにも何羽か見える鳥は肉欲を表していると思われます。『動物シンボル辞典』(大修館書店)を見ると、こういうことがワンサカ書いてあるんですよ。

足下に咲いている花はアネモネ。この花の花言葉は「あなたを愛する」「恋の苦しみ」「はかない恋」など、恋愛に関するものが多く見受けられます。

一種ふしだらな印象の性的イメージを纏うイブに対して、画面左側のアダムに関するイメージは対照的です。

アダムの横にクジャクがいるのがわかるでしょうか。クジャクはその羽根にある眼状班から、警戒、凝視を象徴するといわれています。また、咲いている花はシャクナゲで、こちらも「警戒」という花言葉を持ちます。

アダムの強ばった表情と握りしめた拳の訳が、背景に描き込まれた動植物よって補完されているのですね。知識や理解力が必要ですが、これが読み解けると、面白さが増しますね。

Gustav Klimt 001

2枚目の絵は、Gustav Klimt が描いたアダムとイブです。1917年から1918年にかけて描かれました。Byam Shaw のアダムとイブに構図が似ていますね。もともと典型的なのかもしれませんが、ひょっとしたらどこかで見て影響を受けたのかもしれません。

この絵でもイブは華やかで女性の魅力に満ちているように描かれ、対するアダムは苦悶の表情を浮かべています。おそらくこの絵でも描かれているのは、「性的誘惑に抗うアダム」なんでしょう。ただ、一緒に描かれたものに違いが見られます。

足下に咲くのは同じくアネモネですが、もうひとつ、毛皮のようなものが見えますね。いわゆるヒョウ柄ですが、前出の『動物シンボル辞典』では、ヒョウとパンサーが区別されていて、持っている象徴的意味も違います。

ヒョウはライオンと同じように誇りや自尊心の象徴で、紋章などに多く使われています。対するパンサーは官能的快楽の象徴なんだそうです。この絵ではパンサーとして使われていると考えるとしっくりきます。

どちらの絵も、一見するとイブの美しさに目を奪われますが、欲望に抗う苦悩がテーマになっているところが面白いですね。無理すんな、アダム!と言ってやりたいところです(笑)

Comments:0

Comment Form

Trackback+Pingback:0

TrackBack URL for this entry
http://chidori.blog2.fc2.com/tb.php/714-9b983843
Listed below are links to weblogs that reference
アダムとイブ from ちどりのあしあと

Home > Diary > アダムとイブ

My Contact

Flickr
Twitter

Banners

free_rice_banner

Mail Form

名前:
メール:
件名:
本文:

Recent Comments
Recent Trackback
Links
Archives
Categories
Meta
Feeds

Page Top

QLOOKアクセス解析
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。