- 2007-07-17
- Opinion
新潟でまたひどい地震。震源は柏崎刈羽原発から9キロしか離れていないとラジオで言っていた。テレビではグシャッとつぶれた瓦屋根の家と共に、原発での火災の様子を映していた。しかしいつまで経っても消火作業をしている様子がない。海の日だから人がいないのかな、なんて思ったりもしたが、おそらくそれどころではない事態が所内で起こっていたのだろう。
東電が作っている原発のウェブサイトに「リアルタイムデータ」というページがある。地震の後すぐにこのページを開き見ていたが、12時を過ぎても午前10時のデータのまま。いったいこれのどこがリアルタイムなのか。
次に12時半のデータとして更新されたものは、驚いたことに、モニタリングポストも排気筒モニターも全て点検中と表示されていた。
どうやら電源喪失のためデータを送れなくなったらしいのだが、緊急時にデータを送れないくらいなら、リアルタイムなどと自慢気に公開することは止めた方がよい。
柏崎刈羽原発では、1,5,6号機が定期検査中、3,4,7号機が定格運転中だった。2号機は定期検査を終え、再起動の作業中だったらしい。地震が起き、2,3,4,7号機でスクラムがかかり制御棒が挿入された。おそらく無事挿入できたのだと思う。
ただ、自動停止できたとはいえ、しばらくは高温の核燃料を冷却し続けなくてはならない。今すでに、冷却水を循環させるパイプにひびが入っているかもしれない。今後の余震でパイプが破断し、冷却水が炉心から無くなってしまうかもしれない。過去に東電が隠していた事故のように、制御棒が脱落して核燃料が反応し始めてしまうかもしれない。オーバーなようだが、未だに危険な状態は続いているということなのだ。
定期検査中の原子炉でも安心できない。実際、6号機で放射能を含んだ水が漏れたというプレスリリースがあった。制御棒脱落の危険性はこれらの原子炉でもある。また、大きな揺れで配管に亀裂が入った可能性もある。
作業員は大変な緊張の中、作業に追われているだろう。発電所内で4人の負傷者が出ているとの報道もある。どれくらいの情報が公開されるかはわからないが、引き続き注視していくことが必要だ。今後のことはまた別の機会に。
Link: TEPCO : 柏崎刈羽原子力発電所 | トップページ
Link: 柏崎刈羽原子力発電所/リアルタイムデータ
Link: TEPCO : プレスリリース | 柏崎刈羽原子力発電所6号機の放射性物質の漏えいについて
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