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■魚肉ソーセージ・その輝かしき未来への展望

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魚肉ソーセージ。戦後の日本人の小腹を支え続けてきたといっても過言ではない、香辛料のきいたあの味、プリンとしたその食感。そして何よりも、郷愁とともに脳裏に浮かぶ、完璧なまでに美しい、しかし実際は剥きにくい、オレンジ色のケーシング。

ある人はビールや焼酎に欠かせないと言うだろう。ワインやウイスキーの類にマッチするこじゃれたおつまみもしくはオードブルといったものとは一線を画すお手頃感は、庶民派を代表する風格すら漂う。

しかし、下戸の私にとっては、ハイキングにこそ必携のアイテムなのである。

こもれびの山道を歩く休日。新緑の、或いは紅葉の山々を眺めながら、水筒のお茶で喉を潤し、魚肉ソーセージで軽い空腹感を埋める。その時感じるメガトン級の幸福感は、おにぎりや鶏の唐揚げを持ってしても太刀打ちできない。

外袋をポンと破き、オレンジ色をしたケーシングの一端をくわえる。金っぽい味が広がる。留め金の直下に歯を立ててキッと切れ目を入れる。このとき、かみ切ってしまわずに筋の部分を残しておく。留め金を筋に沿って引けば、きれいに剥くことが出来る。

注意書きにはこのような開け方は歯を痛めるおそれがあるので止めるようにと書かれているが知ったこっちゃない。小さいリボンがついていることがある。剥きやすいようにということらしいが、うまくいった試しがない。せっかちな私にとって、歯を使うのが一番手っ取り早くて確実なのだ。

そんな魚肉ソーセージから、留め金が消えるという。


2004年7月6日。呉羽化学工業株式会社は、従来のアルミワイヤーによる結紮(=けっさつ)を行わず、クレハロンフィルムのみでソーセージのロケット包装体を形成できる自動充填機「KAP3000型」を完成したと発表。(プレスリリース

元来、レトルト食品である魚肉ソーセージは、高温高圧で殺菌処理する必要があり、その圧力に耐えるため、クレハロンフィルムでできたケーシングの両端をアルミワイヤーでクリップする方法が、半世紀に渡って用いられてきた。

今回呉羽化学が開発した充填機は、ケーシングと同素材のテープを、従来アルミワイヤーを用いていた部分に補強剤として付加することで、殺菌時の圧力に耐えうる強度を持たせることができるという。

この充填機を使用する利点として挙げられているのは、製造工程で金属検知機が使えることと、食べ終わったあとに、金属とプラスチックとを分別して捨てる必要がなくなる、ということのようだ。

以上、呉羽化学のプレスリリースを元に、魚肉ソーセージの最新事情を見てきたわけだが、もう一歩下がって業界全体を眺めてみると、また違う問題が見えてくる。

ダイオキシン問題である。

呉羽化学の開発したクレハロンフィルムというのは、ポリ塩化ビニリデン樹脂を使用したフイルムで、その伸縮性、耐圧性から、魚肉ソーセージのケーシングには欠かせない素材として用いられてきた。しかし、このフィルムはゴミとして焼却したときにダイオキシンを発生させるのである。金属との分別を問題にする以前に、素材そのものが重大な問題を抱えているのだ。

近年、魚肉ソーセージメーカー各社は、塩化ビニリデンを使わないケーシングの開発という困難な課題に挑戦し、日水やマルハは、ナイロンとポリプロピレンを使った素材での商品化に成功している。ただし、コストは従来品より割高で、賞味期間も短くせざるを得ず、すべてが取って代わるまでにはまだ時間がかかりそうだ。

そうした事情を考えると、今回、呉羽化学が開発した充填機は、脱・塩化ビニリデンへ向けた動きに対抗するための一手と見ることができる。

今日も魚肉ソーセージのパッケージに歯を立てながら、半世紀ものあいだ変わらずに来たものが今、先端の技術でしのぎを削る、激動の時代を迎えているということに、少しだけ思いをはせてみよう。

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