ちどりのあしあと - 2004年06月

Home > 2004年06月

2004年06月

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  • Comments (Close): -
  • TrackBack (Close): -

■"TYPOON TINGTING"

040630_tingting.jpg

6月26日にトラック諸島の北で発生した台風8号は、29日にはマリアナ諸島を通過。時速25kmで北に進んでいる。グアムでは洪水や地滑りの被害が発生している模様。引き続き勢力を拡大しながら、小笠原諸島を経て、関東地方をかすめそうなヨ・カ・ン。注意が必要だ。

この台風8号のアジア名が"TINGTING"なのだ。

いやいや、だからね、みんなそう読みたいのはわかるが、決して「チンチン」ではないよ。あくまでも「テンテン」と読むのだ。(発音はこんな感じ。)ちなみにマンガの「タンタン」は"Tintin"と綴るのね。
この"TINGTING"は香港による命名で、女の子の名前だそう。漢字で書くと“女+亭”をふたつ書きます。

台風に女性の名前を付けるというのは、まあ言ってみれば正統派だが、「テンテンちゃん」はいささかかわいらしさが過ぎているような。

その意味では、台湾の南海上をゆっくり西に進んでいる台風7号も同じ。こちらのアジア名は北朝鮮の命名で“Mindulle(ミンドゥル)”。タンポポのことだ。

綿毛がふわふわ飛んでいく…って、台風だからなあ

■お蝶婦人の縦ロール

6ed3fa50.jpg


ネジバナ(捻花)
ラン科スピランテス属 Spiranthes sinensis
別名 モジズリ(捩摺) 英名 Austral Ladies Tresses




今年は咲かないのかなあと諦めかけた頃、突然ひょっこり顔を出す、我が家の庭のネジバナ。今年は例年になくたくさん咲いて、まことに喜ばしい限りであります。

植物図鑑には、「日当たりの良い草地に普通に見られる多年草。」などとさながら雑草扱いだが、小さいながらも蘭の仲間である。よく見ると、なるほどカトレアなどと同じ花の形をしている。それがネジネジッとかわいらしい花をたくさんつけるのだからたまらない。少なくとも我が家では、VIP待遇でおもてなししている。

せいぜい20センチほどの細い草なので、洗濯物を干すときに踏んづけたり、子供の蹴ったサッカーボールの下敷きになったり、それはもう危険がいっぱい。したがって、ネジバナの生えているところにはペグを立てて注意を喚起するようにしている。

英名の‘Ladies Tresses’は女性の巻き毛の意味である。お蝶婦人の縦ロールな感じかな。その前に付く‘Austral’は原産国のオーストラリアを指すようだが、この花が見られるのは、もちろんオーストラリアだけではない。ざっと調べただけでも、日本、韓国、中国、インド、東南アジア、シベリア、カラフト、ヒマラヤ、北アメリカ 、ヨーロッパに至るまで。これほど広範囲に生息する蘭は他にないらしい。

思うに、この逞しさが雑草扱いされる由縁なのだろうが、変異種は珍重されるらしいぞ。中でも葉に斑が入っているものは「小町蘭」と呼ばれて高値で取引されるというから、やはり蘭の世界はあなどれないのである。

■咲かない花もある

040617_kikyo.jpg

キキョウソウ(桔梗草)
キキョウ科キキョウソウ属 Specularia perfoliata
別名 ダンダンキキョウ 英名 common venus'looking glass



わが家のワイルドガーデンに見慣れない植物が生えてきた。そのうち花が咲いたものの、なんの花だかさっぱりわからない。家族の誰かが種をまいた様子もない。

調べたらキキョウソウというキキョウ科の一年草だとわかった。言われてみれば桔梗の花に似ているかな。なんと北米原産の帰化植物で、明治期に園芸植物として持ち込まれたものが野生化し、近年増加の傾向にあるそうだ。でもこの花ならセイタカアワダチソウなんかと違って可愛いから良いか。今ちょうど咲いているアヤメ科のニワゼキショウも帰化植物だけれど、可愛いから許す、という類の花。まったく、ゲンキンなものだ。

調べてみるといろんなことがわかるもので、このキキョウソウ、花の咲き方が面白い。ヒョロリと30センチほど伸びた茎にたくさん蕾を付け、下から上に咲いていくわけだが、下の方は花が開かない。蕾のまま自家受粉して種を作るのだそうだ。確実に種を残す工夫らしい。これをその筋では「閉鎖花」というそうだ。対して、上の方の蕾は写真のような5弁の花を咲かせ、虫などを介して受粉する。

閉鎖花の画像

下の方の花が開かないというのは一見合理的な気がする。他の草が茂っていたら埋もれてしまって虫に気づいてもらえないかもしれないから。しかし、閉鎖花で種が作れるのなら、上の方にだって花を咲かせなくても良いのではないだらうか。案外、植物って実利一辺倒に見えて、遊び心のある奴らなのかもしれない。そんなわけでキキョウソウは、今日もきれいな花を咲かせて私たちの目を楽しませてくれている。

■雷の母

040616_dianmu.jpg

電母。即ち、中国における雷神であり、稲妻を司る。雷の男紳である雷公と対になっている。そして、日本では“台風6号”と呼ばれている台風のアジア名でもある。Dianmu=ディアンムーと発音する。

台風ディアンムーは、2004年6月14日にミクロネシアのカロリン諸島で発生。フィリピンの東海上を発達しながら北北西に進んでいる。来週には大型の台風として日本に接近するので注意が必要だ。

日本では数字でしか呼ばれない台風だが、例えば香港の天気予報ではこんな風に伝えられている。

***

本 港 地 區 天 氣 預 報  天氣稿更新於2004年06月16日01時45分
雷雨正影響廣東沿岸地區 。在上午二時,颱 風 電 母集結在雅蒲島之西北偏北約440公里,預料向西北偏北移動,時速約18公里。

***

巨大な雲の渦を身体に纏った雷の母が、稲光とともにもうじき日本にやってくる。

■まっすぐな道は、醜い。

  • 2004-06-15 (Tue)
  • Misc
040615_road.jpg

「古くから自然に出来上がってきた村や町では、村・町に入る街路がそのまま直線的に通り抜けてしまっていることはまずない。街路は、村・町の中でカーブしたり、折れ曲がったり、T字路やY字路となったり、街の先には建物や城門・彫刻などのアイ・ストップが置かれていたりするのが普通だ。」

「実際、村や町の街路や広場にいて、村や町の中にいると落ち着いて感じられるのは、その街路(あるいは広場に入る街路)がそのまま真直ぐ外へ通り抜けてしまわないからだ。もし、街路が村や町を真直ぐ通り抜けてしまえば、村や町の印象は、近代的な道路に沿ったリボン・ディベロップメント(沿道開発地)と同じように、とても弱い不安定なものになる。リボン・ディベロップメントは醜く、不愉快だ。美しく、心に快適に感じられる街並みは、仮に広々と感じられる場合でも、村や町の外側へそのまま続いてしまうことなく。視覚的に適度に閉じられており、包み込まれているという安心感が得られる場合だ。」

『ヨーロッパ集落の景観デザインエレメント』井上 裕 グラフィック社 より

初めて通る道なのに、懐かしいと感じることがある。ああ、いい道だな、と思うことがある。おそらくそのほとんどが、古くから人々の生活と強く結びついてきた道なのだ。意気揚々と、あるいは肩を落とし、足早に、あるいはのんびりと。積み重ねられた足跡が、想いとともに道に染みついているのだ。

大船から藤沢へ向かう途中、大きな道を避けて入った裏道がそんな道だった。梅雨の合間の強い日射しの中を、バットケースを担いだ少年が自転車で走り抜けていった。

■男は犬である

  • 2004-06-13 (Sun)
  • Misc
dao_juan_gong.jpg

『太極拳入門講座』に通っています。鎌倉市の広報に載っていた“無料”の文字に即反応ですよ。毎週1回、全8回で8つの動きを教わります。アイリッシュダンスもそうですが、体重移動など、自分の身体を思い通りに制御するのが意外と難しい。ゆっくりした動きがかえって足腰に効きます。

1時間半の練習時間内に10分の休憩が入ります。けっこうヘトヘトになっていますから床にへたり込んでおりますと、2回目の練習の時でしたか、コーチがおっしゃいました。「休憩の間も立っていてください。」せっかくほぐれた身体が元に戻ってしまうとか、そんな理由です。確かに、コーチのみなさんは座っていませんでした。

そして注目の翌週です。「それでは10分休憩です」の声に参加者のみなさんは体育館の壁ぎわに移動し……座ってるよ。半数以上が座ってますよ!い、いいのかそれで。

私、思わず数えちゃいました。そしたら興味深い結果が出たのですよ。


Continue reading

Home > 2004年06月

My Contact

Flickr
Twitter

Banners

free_rice_banner

Mail Form

名前:
メール:
件名:
本文:

Recent Comments
Recent Trackback
Links
Archives
Categories
Meta
Feeds

Page Top

QLOOKアクセス解析
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。