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木五倍子の花

Kibushi / 木五倍子

今年に入って初めて、横浜のT川へ釣りに行った。久しぶりにショートバイトを堪能。手元に伝わってくるコッという小さな感触がなんだか懐かしい感じだった。

普段は陽が落ちてから行くことが多いので気づかなかったが、川っぺりに見慣れぬ花が咲いていた。帰ってから調べたら木五倍子(キブシ)という木の花だった。

キブシ科キブシ属の落葉低木で雌雄異株、つまりこの木は雌というわけだ。和名はキブシ、学名は Stachyurus praecox だけれど、ナンバンキブシとかエノシマキブシとか、別種・亜種もいくつかあるようなので、正確な同定はできませんでした。

木五倍子という名は、その実が、五倍子(ふし・ごばいし)の代用とされたからついたようだ。実を粉にして黒い色の染料としたらしい。

ついでに面白いので書いておくと、五倍子というのは、付子とも表記され、な、なんと、ウルシ科のヌルデにできる虫こぶを乾燥させたもののことなんだって。この虫こぶはヌルデミミフシという名で、ヌルデシロアブラムシによって作られる。

そして、この虫こぶはタンニンを多く含むことから、皮をなめすのに使われた。染料にしたり、はたまた、薬として飲んだり皮膚に塗ったりもしたそうだ。いや、昔の話ではなくて、今も生薬として使われている。

ヌルデはそんなに珍しい木じゃないから、今度山に入って観察してみよう。

釣りに行ったのに木のことばっかり書いているのだから、この日の釣果は推して知るべし。帰り道には、いつも立ち寄る九龍房にておいしいラーメンを食べた。写真もおいしそうに撮れたから載せておきます。

九龍麺

タケノコ

Takenoko庭の隅にタケノコがニョッキリ生えたよ。隣の竹藪からの不法侵入だよ。しかしタケノコに法律云々は通用しない。即刻、警告無しで強制排除。


写真をクリックするとFlickrのページに飛びます。排除後のタケノコたちも見られるよ。

■カボンバの花

040822_Cabomba.jpg

ハゴロモモ(羽衣藻)
ハゴロモモ科ハゴロモモ属 Cabomba caroliniana
別名:フサジュンサイ(房蓴菜) 英名:Cabomba


部屋で飼っていたメダカを庭の鉢に移すとき、水槽に入れていた金魚藻も一緒に移したのが今年の春。夏になるとホテイアオイの勢いが凄くて、まさに日陰の存在だったが、時々覗くと青々しているので元気なのだということはわかった。

それが今日、鉢を覗くと、かわいらしい6弁の白い花が一輪咲いているではないか。他に花の咲くような植物を入れていなかったので、これは金魚藻の花だろうとアタリをつけて調べてみるとやはりそうだった。

この金魚藻は“カボンバ”という名前で売られていたものだが、自生もしていて、和名は“ハゴロモモ”という。北アメリカ原産で、昭和初期に水槽に入れるために輸入されたものが野生化したそうだ。

写真でわかるかどうか微妙だが、開花するときには通常の葉と違う浮葉が生えて、これを支えにして花茎を水上に伸ばす。こうして花は水面から3~5cmくらいのところに咲くのである。なかなか良くできた仕組みだ。

浮葉の形は細長い楕円形で、クワイの葉を小さくしたような矢尻型のものもある。別名にジュンサイの名が付いているのは、この浮葉をジュンサイの若葉に見立てたのではなかろうか。

ともあれ、花が咲くと俄然かわいさが増すというのはげんきんなものだが、鉢を覗く楽しみが増え、メダカも餌をもらえる機会が増えるというものだ。めでたしめでたし。

■水風信子

040703_hotei01.jpg



ホテイアオイ(布袋葵)
ミズアオイ科ホテイアオイ属 Eichhornia crassipes
別名 ホテイソウ(布袋草) 英名 water hyacinth



メダカの鉢の水草として金魚屋で買った一株のホテイアオイに花が咲いた。水草としては定番だけれど、数年前まではこんなきれいな花を咲かせるなんて知らなかった。完全な水栽培ではなくて、鉢の底に土を入れてやると花が咲くということがわかってからは、毎年開花を楽しみにしている。

南米原産で、明治期に観賞用として輸入されたらしい。和名の『布袋』は、葉柄がまあるく膨らんでいる姿を布袋さんの腹に見立てたもので、英名の"hyacinth"は、花の様子がユリ科のヒヤシンスに似ているからついたものらしい。ウォーター・ヒヤシンスを漢字にしてみると『水風信子』かな。涼しげでよいけれど、「みずかぜのぶこ」に見えちゃうね。

写真を見てもらえるとわかると思うが、この草、繁殖力が旺盛で、ひと株が瞬く間に水面を覆い尽くすように増える。池の水質浄化のために利用することもあるようだが、大方は、増えすぎた草を定期的に取り除かなくてはならなかったりするため、『害草』という扱いになるらしい

増えすぎるんだったらこれを利用できないか、と考えたんだろうね、茎を乾燥させて編み、椅子のシートやバッグにしたものがあるらしい。日本橋三越などで売られていると記事には書いてあった。へぇ~とは思うが、どうなんだろう。

■お蝶婦人の縦ロール

6ed3fa50.jpg


ネジバナ(捻花)
ラン科スピランテス属 Spiranthes sinensis
別名 モジズリ(捩摺) 英名 Austral Ladies Tresses




今年は咲かないのかなあと諦めかけた頃、突然ひょっこり顔を出す、我が家の庭のネジバナ。今年は例年になくたくさん咲いて、まことに喜ばしい限りであります。

植物図鑑には、「日当たりの良い草地に普通に見られる多年草。」などとさながら雑草扱いだが、小さいながらも蘭の仲間である。よく見ると、なるほどカトレアなどと同じ花の形をしている。それがネジネジッとかわいらしい花をたくさんつけるのだからたまらない。少なくとも我が家では、VIP待遇でおもてなししている。

せいぜい20センチほどの細い草なので、洗濯物を干すときに踏んづけたり、子供の蹴ったサッカーボールの下敷きになったり、それはもう危険がいっぱい。したがって、ネジバナの生えているところにはペグを立てて注意を喚起するようにしている。

英名の‘Ladies Tresses’は女性の巻き毛の意味である。お蝶婦人の縦ロールな感じかな。その前に付く‘Austral’は原産国のオーストラリアを指すようだが、この花が見られるのは、もちろんオーストラリアだけではない。ざっと調べただけでも、日本、韓国、中国、インド、東南アジア、シベリア、カラフト、ヒマラヤ、北アメリカ 、ヨーロッパに至るまで。これほど広範囲に生息する蘭は他にないらしい。

思うに、この逞しさが雑草扱いされる由縁なのだろうが、変異種は珍重されるらしいぞ。中でも葉に斑が入っているものは「小町蘭」と呼ばれて高値で取引されるというから、やはり蘭の世界はあなどれないのである。

■咲かない花もある

040617_kikyo.jpg

キキョウソウ(桔梗草)
キキョウ科キキョウソウ属 Specularia perfoliata
別名 ダンダンキキョウ 英名 common venus'looking glass



わが家のワイルドガーデンに見慣れない植物が生えてきた。そのうち花が咲いたものの、なんの花だかさっぱりわからない。家族の誰かが種をまいた様子もない。

調べたらキキョウソウというキキョウ科の一年草だとわかった。言われてみれば桔梗の花に似ているかな。なんと北米原産の帰化植物で、明治期に園芸植物として持ち込まれたものが野生化し、近年増加の傾向にあるそうだ。でもこの花ならセイタカアワダチソウなんかと違って可愛いから良いか。今ちょうど咲いているアヤメ科のニワゼキショウも帰化植物だけれど、可愛いから許す、という類の花。まったく、ゲンキンなものだ。

調べてみるといろんなことがわかるもので、このキキョウソウ、花の咲き方が面白い。ヒョロリと30センチほど伸びた茎にたくさん蕾を付け、下から上に咲いていくわけだが、下の方は花が開かない。蕾のまま自家受粉して種を作るのだそうだ。確実に種を残す工夫らしい。これをその筋では「閉鎖花」というそうだ。対して、上の方の蕾は写真のような5弁の花を咲かせ、虫などを介して受粉する。

閉鎖花の画像

下の方の花が開かないというのは一見合理的な気がする。他の草が茂っていたら埋もれてしまって虫に気づいてもらえないかもしれないから。しかし、閉鎖花で種が作れるのなら、上の方にだって花を咲かせなくても良いのではないだらうか。案外、植物って実利一辺倒に見えて、遊び心のある奴らなのかもしれない。そんなわけでキキョウソウは、今日もきれいな花を咲かせて私たちの目を楽しませてくれている。

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