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衣食住の歴史

衣食住の歴史 表紙

今年は仕事のお話しも少し書いていこうと思います。

学研から出る『衣食住の歴史』という図鑑にイラストを何点か描かせてもらいました。『絵でわかる社会科事典』というシリーズの一冊で、学校図書館を中心に置かれるそうです。

高い本ですが、Amazonでは買えるようですよ。下のリンクをクリックすると、商品詳細ページにジャンプします。

衣食住の歴史 (絵でわかる社会科事典 6巻)

内容紹介によると、「日本の歴史を子どもに身近な「衣食住」の観点で調べられる本格絵事典。前半は楽しいイラストで概要がつかめ,後半は前半に出てきた内容を50音順でひけて,写真や図を豊富に使った解説で理解を深められます。社会科を学習するときの調べ学習に最適です。」だそうです。

私は前半のイラストページの中でも『戦の衣食住』という部分を担当していて、時代によって変わる武具や食べていたものなどを描きました。

戦の様子を描いているものの、私の絵ですからどれもかわいくなっちゃっているんですが、古くは弥生時代から集落の周りに壕を掘ったり柵を作ったり、斧や槍や弓で武装して、鎧のようなものも木で作ったりして、けっこう本格的に戦をしていたようですね。

その後は、「戦国時代」は言うに及ばず、現在に至るまで日々人間は戦争をしてきたわけで、暗澹たる気持ちになりますね。拝啓、ジョン・レノーン!

縄文時代に戦はなかったようですから、原発をなくしたら電気が足りなくなって縄文時代に逆戻りだ!それでもいいのか!と脅す人がいましたが、ひょっとしたらそれもいいのかもしれませんね。

イラストを描く際に参考にしたものに、『後三年合戦絵巻』という、南北朝時代に描かれた、現存する日本最古の絵巻物がありました。

参考リンク: 後三年合戦絵巻 - e国宝

合戦シーンでは、切られて血が噴き出したり矢が刺さったりしている阿鼻叫喚が細かく描写されているのですが、その隣には、魚や雉を料理している場面も描かれていました。鎧を着て矢を背負ったままなのがリアルな感じです。この料理は将軍とか上級武士用でしょうが、殺し合いの隣りにも食はあるということですね。まさに「腹が減っては戦はできぬ」です。

遅まきながら「秘密保護法」に反対します

STOP!「秘密保護法」11.21大集会

11月21日木曜日、日比谷野外音楽堂でおこなわれた『STOP!「秘密保護法」11.21大集会』に参加しました。

日が暮れて寒さが厳しくなる中、定員3000人の会場は早くから満員になり、皆が座席を詰めてギチギチになって座りました。それでも会場に入りきらない人が大勢いて、主催者発表では1万人もの参加者が集まったようです。

集会は1時間ほどおこなわれ、呼びかけ人の海渡雄一弁護士をはじめ、秘密保護法案に反対している国会議員や、学者、有識者らのアピールに、会場は大いに盛り上がりました。

集会の模様はYouTubeにアップされている動画で見ることができます。

STOP「秘密保護法」11.21大集会【撮りっぱなし1時間】 - YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=QOQbQU8rdrE&feature=youtu.be

集会は大変熱く、何とか廃案に持ち込みたいという思いが強く感じられましたが、この熱さをもっと会場の外にも広げ温度差を少なくしなければ、状況の好転は難しいのではないかという不安も感じました。

集会での発言の中から、印象的だったものをひとつだけ文字に起こしてみました。

最近とあるブログが主宰者の意向で閉鎖されました。理由は秘密保護法の成立が確実だからということで、新たな方策を模索しての撤退だというものの、早くも秘密保護法成立前にして、青井氏の言う威嚇が効いていると驚きました。

猪瀬直樹東京都知事の不明瞭な金銭の授受が、目くらましのようにモクモクと炎上する中、26日に衆院通過との報道が流れています。自民党、公明党および、修正協議であっさりと賛成に転じた維新の会、みんなの党の議員様方におかれましては、本分である代議士としての立場に今一度立ち戻り、国民の声に耳を傾け、性急な法案成立を思いとどまるよう、切に望みます。


青井未帆氏(学習院大学法務研究所教授)の発言書き起こし


みなさんこんばんは。憲法研究者の青井と申します。わたくしは学習院大学の法科大学院の方で教えております。このような場でお話しするのは慣れておりませんが、少々お付き合いください。


わたくしはこの法案に反対しております。それは、内容も、それから審議の方法もおかしいと考えているからであります。


この2点について少しお話しさせてください。


まず、1点目ですけれども、内容はすでに危ないということは散々今も言われているところですけれども、統治する側にとって情報というのはやはり、権力であります。秘密は秘密であることが故に重要なわけであります。


取り扱う人が少ないこと。先ほど刑事事件になったときのお話しがありましたけれども、私が考えますに、これはむしろ刑事事件という段階よりかは、その前の段階で、威嚇を狙っているのではないかと考えております。


裁判所を経由することは、つまりは、秘密が漏れる対象が増えるということですので、それは望まれないはずであります。秘密が秘密であること、これが重要で、威嚇、それが狙われているのだと大変危機感を覚えております。


その威嚇といいますのが、法によって処罰するぞと、まあそういうような威嚇でありますが、わたくしも含めまして普通の人というのは、逮捕されてしまうかもしれないとか、捜索されてしまうかもしれないとか、疑いがかけられるだけでも恐ろしいことであります。こんな恐ろしいことはない、何も活動できなくなってしまうじゃないかと、まさにそこが狙いとするところであると考えております。


これまで我が国は、戦前も含めまして経験してきているところでありますが、治安立法とか軍規保護立法というのは、まさにこの、予防の段階でどれほどうまくいくかが決め手となっているのでありました。今回の法案には、固いそのような決意がうかがえます


もし恣意的な運用がされてしまったら、どうしたらいいのでしょうか。恣意的な運用を抑えるだけのしくみがこの法案には備わっていません。大変恐ろしい法案であると、憲法研究者としてわたくしは考えております。


もう1点目、ふたつ目です。今の審議のあり方です。


この審議、あまりにも性急すぎやしませんでしょうか。国民の間にもこのような反対の意見があります。多くの人たちは、ここにいらっしゃらない方も含めまして、何かおかしいと思いながら見ているはずです。審議が十分ではない。国会の答弁、政府の答弁も一貫していない。それでもなお、国会議員が自らの身を危うくするような法律を作るのはなぜなんでしょうか。心底わかりません。


国会や裁判所それから第三者機関といったブレーキがあって初めて、私たちは秘密保護法制というのものを民主政治の中で扱い得るはずなんです。それがない中であまりにも危険と考えます。


知恵を絞れば私たちには何らかの方法で、新しい組織、新しい仕組みを作っていくことができます。今、相当程度に国交法、あるいは自衛隊法によって、それなりに秘密が守られている状況があります。もし足りないのであれば、それを直せばいいのであります。このような法律を作る理由はまったくないと考えております。


粘り強く反対の声を挙げていきましょう。終わります。

鎌倉市長選挙とゴミ有料化問題

「今回の判断は市民の意向。私の考えに一定の理解が得られたということだと思う」

東京新聞:ごみ有料化、計画通りに 鎌倉市長選 松尾氏再選、2期目抱負:神奈川(TOKYO Web)


まただ。また負けた。自分選挙史的に何連敗だろう。いやそもそも勝った記憶がない。

投票率37.4%は有権者の半数に遠く及ばないわけで、制度上は有効なのかもしれないが、再選が松尾市政への信任だと捉えるのはとんでもない話しだ。勘弁してほしい。

まあね、再選されてバンザーイって時に「投票率酷かったですね」とか言わないだろうから、このコメントは表向きのものだと思っておこう。

投票率の低さは市政に対する批判かもよ!なんつーことを言いたくもなるけれど、まあそれはお門違いで、文句があってもなくても(文字通り)子供じゃないんだから選挙行けよ!ってことに尽きる。まったく。

支持基盤もなくドタバタと直前になって出馬した岩田候補の得票が2万票を超えたのは明らかに市政への批判票だろう。だからこそ、もっときちんと準備をして戦えば勝てたかもしれないと、もやっとした気持ちが残る。

今回選挙の争点になったゴミの有料化と戸別収集問題。市内に2カ所あるゴミ焼却所のうち、2015年3月末で今泉クリーンセンターでのゴミ焼却ができなくなることが決まっているものの、新規建設計画はほとんど進んでおらず、8000トンを目標にしたゴミ減量化に迫られた末に出た計画だ。

ゴミ有料化というのは、具体的には指定のゴミ袋を買ってそれに入れて出さなきゃダメよということで、野放図にゴミを出すとそれだけ多くの袋を買わなければならないから、みんながゴミ袋代を節約してゴミの量が減るはず!という計画だ。

指定袋以外でのゴミ出しなどを防止する意味で、ゴミの出所を明らかにする必要があり、このゴミ有料化と戸別収集はセットになっている。

また、ゴミ有料化には、これまでのゴミ収集での不公平感を是正する目的もあるという。

現在、ゴミ処理費用は当然市が負担していて、つまりは市民から集めた税金、言ってみたらオイラの財布から出ているんだけど、きちんと分別してなるべくゴミを出さない暮らしを心がけているオイラが、なんでじゃんじゃかゴミを出すアイツのゴミ処理の費用まで出さないといかんのかね!納得いかん!

そんな声が結構あるんだそうな。

私は今年、持ち回りでやっている町内会の組長を担当している関係で、ゴミ有料化の説明を聞いたのだが、計画全体がとてもぼんやりしていて説得力に欠け、賛成する気持ちにはなれなかった。

そもそも根本の処理施設問題は全くと言っていいほど進んでおらず、当座しのぎに「他の自治体でもやってるから」と飛びついた感がプンプンする。

カネ取るぞ!という鞭ををくれてやればゴミ減るんじゃね?ってのが安直で、これは説明会の時に質問したのだけれど、市民に袋を買わせればお金が入ってくるのはわかっているのに、どうやらそのお金の使い道は決まっていないらしい。単なる鞭だから。お金を集めるのは目的じゃないから。

担当者は、袋代を集めて基金をつくるとか、市の財布に入れて福祉とか街づくりに役立てるとか、そんなことを言っていたけど、ゴミ処理費用負担の均衡化なんてことを言うんだったら、ゴミ処理費用に充てなきゃ意味ないと思う。そう言うと、ご意見ごもっともではありますが検討中、という返答だった。

説明会では質問もたくさん出て、市民の関心が高いと感じたけれど、いかんせん担当者の返答内容がぼんやりしているせいで、若干の痛々しさを感じたよ。

詳しくは書かないけれど、「それは前市長時代の施策で…」とか「市長の考えは直接聞いてほしい」とか、トップに振り回されるお役人って感じでいろいろ大変そうだった。

まあそれはそれとして、ゴミ有料化と戸別収集に関しては、もっと具体的な話しが出てこないと(考えているのかもしれないが少なくとも説明会では出てこなかった)賛成できないし、今回の市長選の結果を受けて、これでゴミ有料化に対する理解が得られたなんて解釈するのはもっての外だと、そんなことが言いたかったわけです。

Haim - おっさんも唸る三姉妹

アメリカの三姉妹バンド・ハイムが今熱い!アタシ的にはって話しですけど!

最近ちょくちょく名前を目にするので、試しにいくつか音も聴いてみたりしましたがちっともピンと来なくて、まあよくあるガールポップバンドかなと思っていました。

ところが!ひょんなことからライブ映像をYouTubeで観てしまったのですよ。そうしたら、いや驚いた。とんでもなくロックなんですよ。しかも、うるさがたのオッサンロックファンをも唸らせるほどの!

私の驚きを追体験できるように音源を貼り付けておきます。まずはスタジオレコーディング版の "Falling" 。デビューシングルという扱いの曲です。

HAIM - Falling

今は予備知識もあるので聴き所もあるのですが、最初は全然いいと思わなかった。

そして次はこれ。ライブ版の "Forever" です。今年のレディング・フェスティバルでの演奏。

HAIM - Falling at Reading Festival 2013

いかがですか!まん中の次女ダニエルの弾くSG!かっけえ!超かっけえ!

ライブの方がワイルドでエモーショナル!ボーカルは随分ラフですけど、そんなのはいいんです!ロックとは破綻、逸脱、過剰な何か!そういうもんです!

前述のダニエルのギターに負けず劣らずのベースは長女エスティの担当。顔芸も含めてこれもまた素晴らしい。

末っ子のアラナは、この曲ではキーボードを弾いていますが、サイドギターとパーカッションもできるマルチプレイヤーです。

ドラマーのダッシュ・ハットン君はハイム家の人じゃないそうですが、バンド・ハイムの正式メンバーです。彼はいいですねえ。

楽器はうまいし、三姉妹全員ボーカルが取れる。特筆すべきは、レディングとかグラストンベリーとか、今年の夏はでかいフェスで引っ張りだこだったようなのですが、どの映像を観ても伸び伸びと演奏してる。新人の貫禄じゃないですよ。

それもそのはず、ハイムは小さい頃から父母と共にクラシックロックのカバーを演奏するバンドとして活動していたんですね。次女ダニエルはサポートプレイヤーとしてのキャリアもあるようです。

なるほどなるほど。しかし私がさらにぶったまげたのはこの曲を聴いたからでした。

Haim - 3/15/13 - JAM SESSION - Austin, TX - SXSW

"Oh, Well" という曲なんですが、もうかっこよすぎて泣けてきます。これ、どっかの誰かがかぶりつきで撮ったプライベートビデオだと思うんですが、最高の瞬間が写ってると思います。鳥肌ものです。

この曲は彼女たちのオリジナルじゃなくて、フリートウッドマックのカバーです。しかも60年代の。うるさがたのロックファンはご存じでしょうが、私は80年代の彼らしか知らなかった。有名な曲みたいです(笑)

親の影響はもちろんあると思いますが、この選曲、そしてこの演奏。久々にアイドル以外で熱くなる音楽に出会いました!(笑)今後注目のバンドです!

彼女たちは今年のフジロックに出たらしいんですが、来年早々に単独来日公演が決まっています。大阪と東京で計3回公演。先行は今日までで、10月20日から一般発売らしいです

会場が驚きで、東京はクラブクアトロ!キャパ800人ですよ!大阪も400くらいのハコらしく、だから2回なんですかね。とにかく、こんなに小さなハコで観られる機会は今しかないんじゃないでしょうか。

最後にもうひとつビデオを貼っておきます。いいライブだったので。いやー、かっこいいです。

00:00- The Wire
04:32- Oh, Well
08:29- Falling
13:05- Forever
17:08- Let Me Go

Haim - T in The Park 2013 Set

記憶に残るプロ野球選手 / 伊藤智仁

2013年のプロ野球、横浜はセリーグ5位でシーズンを終えることとなりました。

5年続いた最下位をようやく脱出した記念すべき年でもあり、中畑キヨシ体制になって2年目、目標にしていたクライマックスシリーズ出場は果たせなかったものの、もしかしたらという期待を抱くところまでいったのは評価していいと思うし、何より、選手たちの野球に向かう姿勢がよくなっているのがとても嬉しく、戦績こそまだまだではあるけれど、観客として楽しいシーズンでありました。

こんなことはTBS暗黒時代には全くなかったことなので、来季もキヨシ続投が決まったことだし、期待に胸ふくらませて来季を待ちたいと思います。

と、実はこれは前振りで、プロ野球のことをつらつらと考えていたら、伊藤智仁のピッチングが無性に見たくなった、というのが今回の本題です。

早速YouTubeを覗いてみたらありました。なんでもあるねえ。

タイトルには全盛期とありますが、故障を経てカムバックした1997年ごろの投球だと思いますが、まあ惚れ惚れしますね。

美しいフォームから繰り出されるストレートは、スピードも150キロ超え連発で凄いけど、なんといっても球筋がきれい。伝家の宝刀の高速スライダーも、笑っちゃうくらいキレキレです。

思い返してみれば、敵ながら彼の投げる姿を見るのは楽しみでした。何せ投球機会が少ないし、テレビ中継もそうないからなかなか見られないわけで。

通算成績37勝25セーブ。彼ほどの投手にしては驚くほど低い数字です。結局、ルーズショルダーが癒えずに終わった短い現役生活。「記憶に残る」選手の筆頭です。

月と言ったらどんな作品思い出しますか

昨晩の月はきれいでした。そして、今晩が十五夜で中秋の名月なんだそうです。

そんなこともあるのでしょう。Twitterのタイムラインで見かけた「月と言ったらどんな作品思い出しますか」というタグになんだか妙に刺激されて、月にまつわる音楽や映像作品をツイートしました。

マンガやアニメを挙げる人が多い中、古い作品を中心に(それしか知らないということでもある)ちょっと地味目のものをチョイスしてみました。この歪んだ自己顕示欲をごらんくさい。


最初に頭に浮かんだのが、Tom Waitsの"Grapefruit Moon"。デビューアルバムの中の一曲。まだ「比較的」声がきれいな頃ですね。

その後、声がしゃがれて、音楽もノイズミュージックっぽいのが多くなりましたけれど、いいメロディを書かせたらこの人の右に出るものはなかなかいません。


次はFairground Attractionの"The Moon is Mine"。このバンドには"Moon on the Rain"というワルツもあって迷いました。 あまりにベタな懐古趣味が鼻につくこともありましたがいいバンドでしたね。

なんと言ってもEddi Readerのボーカルは魅力的でした。って過去形で書いてますけど、バンド解散後もご活躍のようです。最近は全然追えてませんけど、昔一度ソロライブを聴きに行ったような覚えが…。

ベースの代わりにギタロンっていうでっかいアコギみたいなのを使っていたのも印象的でした。メキシコの民族楽器らしいです。


音楽ではあと2曲浮かびましたが、どちらも古い曲です。Fairground Attractionのことをベタな懐古趣味が云々と揶揄しておいて、お前がそうなんじゃねえか!って話です。

"Get Out And Get Under The Moon"は1928年に作られた曲です。

気分がさえない夜は外へ出て月の光を浴びましょうというのが大まかな歌詞の内容なんですけど、これが日本で紹介されたときに「月光値千金」というタイトルがつけられます。秀逸ですよね。

歌詞を訳した伊庭孝が、「春夜詩」という漢詩の一節「春宵一刻値千金」をもじってつけたとされています。

そのときの歌手は天野喜久代で、録音されたのが本国と同年の1928年であるのに驚かされます。

その後、ディックミネやエノケン(歌詞の内容は改変されているけれど)らが歌っていますが、私の中ではなんといっても上海バンスキングのまどか、つまり吉田日出子が歌う「月光値千金」です。

因みに、吉田日出子が歌ったのは、三根徳一が訳詞した川畑文子のバージョンで、歌い方も彼女を真似ているそうです。

調べていて初めて知ったのですが、三根徳一ってディックミネの本名なんですね!歌手の他に訳詞や編曲でも活躍されていたとは知りませんでした。ごめんなさい。

一番最近の「上海バンスキング」の公演の時、シアターコクーンのロビーで上演前だか休憩時間かに、若い役者が蓄音機で男声の「月光値千金」をかけていて、日本語で男声のはエノケンしか聴いたことがなかったから歌手を尋ねたら、ディック・ミネとすぐに答えが返ってきたことを思い出しました。


懐古趣味野郎の説明がついつい長くなっていますが、次も古い曲で「月がとっても青いから」。1955年(昭和30年)に発表された菅原都々子の大ヒット曲です。

「月光値千金」と同じく、月の光を浴びるのはいいね!という明るい感じの曲です。こちらにはラヴの要素が足してあるところがキモでしょうか。かわいいラブソングですよね。

と思いきや!3番まで聴くとびっくり仰天。腕を組んで帰っていたラブラブのふたりに暗雲が!

曲調が明るいのでうっかり聞き逃してしまいがちですが、なんだかよろしくない展開を見せて終わります。

菅原都々子は「エレジーの女王」として名をはせましたが、この曲は大胆なイメチェンを図るための一曲だったようです。そんなこともあって最後に悲しい風味を加えてあるのかもしれません。


タイムラインに流れていて、ああこの曲があった!と思ったのは、Mike Oldfieldの"Moonlight shadow"です。

彼にはあまりボーカル曲の印象がありませんが、これはとてもポップな良曲です。

昔ラジオで聴いて音源を探し回った記憶があります。まだインターネット以前の話です。本家はMaggie Reillyが歌っていますが、なぜかその時はたどり着けず、Annie Haslamのカバーバージョンを手に入れたものの、若干不満でした。今ならYouTubeで一発ですよ!


最後は後から思い出した曲。たまの「満月小唄」です。

柳原幼一郎(現在は陽一郎)が、彼の稲垣足穂嗜好を全開にして書いた(かもしれない)名曲。

ずっと昔、吉祥寺のマンダラあたりでライブしてた頃、月とかそういう自分が使いがちなワードを封印して曲を作る、などと話していたことがあって、これはその逆を行く曲ですね。

ウェブを漁ると、知久寿焼が歌う「満月小唄」なんていうレアな音源もあって、たまファンにはたまらんと。これは貼りませんので自分で探してください。


このほかに同じタグでいくつか映画も挙げたのですが、長くなったのでここらで止めときますね。

中秋の名月を眺めながら、あなたもあれこれと思い出してみてはいかがでしょう。

『潮騒のメモリー』のモデルになった映画は…

【放送禁止】当時の資料画像で検証「NHKあまちゃん・東京編」元ネタの封印された3本のアイドル映画 | 日刊ナックルズ

記事中に、『あまちゃん』の中に出てくる映画『潮騒のメモリー』のモデルになったのではないかと書かれている斉藤由貴主演の『雪の断章 情熱』。確か公開時に劇場で観ている気がします。

当時、私は斉藤由貴のファンで、監督が相米慎二ということもあり、友人たちと観に行ったのです。

内容はすっかり忘れていますが、唯一覚えているのが、夜の砂浜で恋人と一緒にいる尾美としのりが、宇野重吉演じる老人に「この人はあなたの…」と訊かれ、すっごく食い気味に「妻です!」と答えるシーン。なんだか妙に可笑しくて、映画を観た後、友人と繰り返し真似をしました。バカですね。

と思って調べたら、件の映画には尾美としのりも宇野重吉も出ていないのです。あれれ。別の映画と勘違いしていて、実は観ていないのかなあ。

あらためて今度は、尾美としのりと宇野重吉が共演している映画を探してみたら、ありました。大林宣彦監督の『姉妹坂』です。この映画と勘違いしていたんですね。でもなぜ記憶がごっちゃになっていたのでしょう。

その答えは『姉妹坂』について書かれたWikipediaのページにありました。

姉妹坂 - Wikipedia

曰く、「同時上映『雪の断章 情熱』」。なるほど、2本立てだったんだ!

相米慎二と大林宣彦の監督した作品の2本立て上映を、学生だった私が友人たちと冷やかしに行った、というのが正解のようです。1985年末ごろのことです。

2本観て覚えているのがたったワンシーンとは我ながら情けないけど、「へええ、あの映画をモデルにしてるのか。なるほどね。公開時に観たよ。」くらいは知ったかぶりしようと思います。

反原発へのいやがらせの歴史展

脱原発の市民運動に関わって二十余年たちました。長いことやっていますが、震災以降は少々控えめな活動になってしまっています。

チェルノブイリ原発事故の後の日本で脱原発運動が盛り上がった時期に、私も活動に加わりました。学生時代から、主に神奈川県内の脱原発運動をネットワーク化するための取り組みに関わり、90年代は毎月シコシコとミニコミを作っていました。

結婚して子供が生まれて鎌倉に越した頃、怪文書が届き始めました。私のところだけではなく、その頃脱原発の市民運動に関わっている人たちの多くがターゲットになっていました。多いときには毎日郵送されてくる感じだったと思います。

白封筒に手書きで宛名が書かれ、送り主はわからないこともあれば、怪しい団体の名前が書かれていることもありました。中身は、市民運動の中心メンバーを中傷する文書だったり、たばこの吸い殻や千円札だったりもしました。

文書はワープロ打ちのもののコピーで、乱雑にカットされていたり、斜めに折られていたりして、これはわざとだと思うのですが、何となく不安を煽られるような気がして、プロの技を感じたものです。

一番悪質だと思ったのは、家の近所を撮った写真が送られてきた時でしょう。子供が小さかったこともあり、さすがにゾッとしました。不安を煽って市民運動をやりにくくするのが目的なのでしょう。

その一方で、可笑しいものもありました。封筒にカセットテープが入っていて、再生するとハウンドドッグのフォルテシモのイントロだけが延々と繰り返し流れてくるというもの。イメージ沸きますでしょうか。本物の音源ではなくて、素人が自宅のキーボードで弾いている感じのもの。これには笑いました。

あちこちに大量の怪文書が届いていましたから、これが個人の仕業ではないということは想像に難くなく、非常に悪質だということで、怪文書を送りつけられていた人たちが集まって1995年に日弁連に人権救済の申し立てをしました。 私も送られてきた怪文書を資料として提出しました。

結局怪文書を送った犯人は特定できず、そのうち送られてこなくなりました。

この度、その頃送られてきていた怪文書を展示する会が開かれるというお知らせがメールで届きました。新宿のギャラリーで8月10日(土)11日(日)に開催されるそうです。私のところに送られてきたものもあるかもしれません。

開催要旨は以下の通りです。

日時 2013年8月10日(土)午後1時から5時まで
    2013年8月11日(日)午前10時から午後4時まで

両日とも午後2時から主催者メンバー(海渡雄一・弁護士、西尾漠・原子力資料 情報室共同代表、西村トシ子・元動燃職員の妻)による展示についての説明、懇 談があります。

場所 新宿区立区民ギャラリー
(新宿区西新宿2-11-4 新宿中央公園内 エコギャラリー新宿1階)
新宿駅から徒歩15分
丸ノ内線西新宿駅2番出口から10分
大江戸線都庁前駅A5出口から5分
新宿西口バスターミナル17番からバスに乗り、バス停「十二社池の下」下車1分

なぜ今あの頃の怪文書を引っ張り出してくるのか。海渡弁護士が文章にしてくれています。世の中の裏を覗ける展覧会です。お時間ありましたらお出かけしてみてはいかがでしょう。

展覧会の開催に寄せて

展覧会実行委員会代表 海渡 雄一

原発反対運動への異常ないやがらせ

1986年4月にチェルノブイリ原発事故が起きました。その数年後日本でも、 原発反対運動が大きく盛り上がったことがありました。1988年2月に伊方原 発の出力調整試験の反対運動が空前の盛り上がりを見せ、1988年4月には日 比谷公園で2万人の集会が成功しました。1992-3年にはあかつき丸によっ てフランスからのプルトニウム輸送が行われましたが、これに対しても、世界的 な反対運動のネットワークが作られました。

この展覧会で明らかにしようとしている原発反対運動へのいやがらせは1980 年代の終わり頃から見え隠れし、1993年ころがピークで、2000年頃まで 続きました。あまりにも卑劣なやり方に全国の活動家たちが集まり、1994年 から準備して1995年7月には日弁連に人権侵害救済の申し立てをしました。 私はその申立人らの代理人でした。

この人権侵害の特徴は、原発反対運動に係わる個人に対して、大きな組織が結託 して、執拗に継続されている権侵害であるということです。また、個人の自宅や 自宅周辺の写真を送りつけるなど、身辺への危害をほのめかす卑劣きわまりない ものでした。郵送されて来る文書の中には、明らかに違法に収集されたと思われ るまったくの第三者宛の信書や税金関係などの請求書、使用済みの大量のJR切 符や運動内部で配布された文書や原子力推進機関の内部資料などが含まれていま した。これらの意味するところは、この人権侵害の実行者たちは、目的のために は違法行為も辞さない、あるいは、自分たちは違法な行為をしても責任をとわれ ない集団であるという印象を与え、言いしれぬ恐怖感をもたらすものでした。


この展覧会の意味

今日に至っても、このような嫌がらせを行った犯人はわかりません。日弁連は 、行為者が不明という理由で結論を出すことができませんでした。しかし、現時 点で見れば、このような嫌がらせは、電力会社と公安機関、そしてキャンペーン 活動のプロ集団が複雑に絡み合った組織による組織的な運動破壊であったと思わ れます。

今年の秋から、原発の再稼働、新増設への動きに拍車がかかるでしょう。これに 対応して反対の活動も活発となることでしょう。そのとき、手紙や写真という伝 統的な形とは変わるかもしれませんが、1990年頃と同じような目的で、ネッ トなどを使ったより巧妙な反対運動への攪乱工作が行われるのではないかと強い 危惧を感じます。

この展覧会の目的は、このような活動を未然に防止するために、過去の嫌がらせ の歴史を正確に多くの市民に知っていただきたいということです。さらにこの反 倫理的な犯罪的行為に荷担したおそらくは数百人に上る者の中から、過去の行為 を認め、詳細を明らかにする者が名乗り出てくれることを願うところにあります。 私たちは、このような行為に手を染めた個人の責任を追及したいわけではありま せん。すでに法的には時効にかかっているでしょう。しかし、どのような機関が 責任を問われるべきかを明確にしておくことが、今後おなじような嫌がらせが起 きないようにするため、何よりも重要であると考えるからです。


主催●反原発へのいやがらせの歴史展実行委員会
問い合わせ 東京共同法律事務所(03-3341-3133)
弁護士 海渡雄一・同 中川亮

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